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松尾 秀人
JAERI-M 85-162, 18 Pages, 1985/10
多目的高濃ガス実験炉用候補材料IG-11の実寸大黒鉛スリーブに対して、急熱・自然冷却を繰り返して負荷した場合の耐熱衝撃性について調べた。内径36mm、外径46mm、長さ550mmの黒鉛スリーブを500Cから2000Cあるいは2200Cまで平均昇温速度80C/sで加熱した後自然冷却し、それぞれ最高500回、あるいは1000回加熱と冷却を繰り返して熱衝撃を負荷した後、寸法、電気抵抗、ヤング率の変化を測定した。熱衝撃負荷の初期には寸法は膨張し、電気抵抗やヤング率は減少したが、その後は熱衝撃負荷回数が増えてもほとんど変化しなかった。これらのことから、実寸大の黒鉛スリーブに急激な熱衝撃を繰り返して負荷した場合に黒鉛スリーブの諸性質は大きな変化を受けず、熱サイクル負荷に対する健全性は保たれることが明らかになった。